- 2005-07-30 (Saturday)
- photo
Nikon D70 | AF-S VR ED 24-120mm F3.5-5.6G | 28mm 2sec F/25 0EV ISO200 CPL
奥多摩湖のさらに奥、小菅村の多摩川源流を遡って、妙見五段の滝を撮りに行った。
昨年からマイナーな滝を撮り始め、小菅村には何度も通ったが、この滝だけは制覇できていなかった。前回(昨年)は、沢登りの装備をしていなかったため、目前で断念して引き返してきた。今回はそのリベンジ。
自宅を7時頃出発し、青梅街道をまっしぐら。奥多摩湖を過ぎて小菅村へ入り、小菅川沿いの林道の終点まで順調にドライブ。この林道は、台風や大雨が降った直後は、雨水の水路が刻まれてしまうほどのダートと化してしまうが、細かい砂利で整備された直後のようで、ここ数日はまとまった降雨がないのも幸いして、昨年よりもかなり走行しやすいコンディションになっていた。
林道終点の広場からは、藪を突っ切って川まで斜面を下るルートがあるが、昨年通ったときはちょっと足場が悪くて危険だったので、一旦、大菩薩峠へ向かう急勾配の山道を登り、間もなく左へ分岐するルートへ入る。渓谷の水の音を左側に聞きながら細い山道を降りていくと、小菅川に小さな橋がかかっているところに出られる。橋を渡って川沿いに仕事道を進むと、道の両側に山葵田が広がる。昨年初めて訪れたときは、このような山奥に広大な山葵田があることに大いに驚かされた。山葵田が終わったところで、川沿いに遡行できる道らしい道がなくなってしまうため、いよいよここから沢登り。トレッキングシューズから、フェルト底のウェーダーに履き替え、川の中に入ってガンガン登っていく。昨年は、トレッキングシューズだけで強行したため、濡れないようにルートを取るのに時間がかかりすぎ、結局、滑る岩の前に敗退したのだが、今回は順調に遡行できる。
無心になって淡々と登っていくと、川幅が徐々に狭くなり、沢の上流がカーブしていて下から見えないところに出る。昨年はこの辺りで引き返したはずだがと思いながらしばらく遡行を続けると、川筋が左側に曲がったところにいきなり滝が現れた。11時くらいに到着できた。
妙見五段の滝は2000年に命名されたばかりの滝で、落差20m余りの5段の連瀑帯。3段目が約2mほどの短い落差なので、画像の角度では4段っぽく見える。滝の周囲だけゴルジュとなり、三脚の設置箇所のすぐ右側上部には柱状節理のような岩が迫っていて、相当に威圧感がある。滝に到着するまでは曇りの天候だが非常に蒸し暑く、汗だくになっていたが、滝の周辺だけ天然のクーラーが効きまくっていて、肌寒くなるくらい涼しい。
時間をかけてゆっくり撮影し、用意してきた軽い昼食をとって涼んでいたところ、にわか雨が。幸い、木々の葉が雨を遮ってくれて濡れずに済み、雨脚が遠のくのを待って、滑らないように今度はゆっくりと沢下り。山葵田を通り過ぎて来た道を引き返してきた。
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Comments:1
- HARU 2007-06-02 (Sat) 10:05
はじめまして♪(^▽^)/
「妙見五段の滝」を検索していてこちらのブログに辿り着きました。
迫力のある美しい滝の写真に感動しました!!
もしかしてプロのカメラマンの方でしょうか???こんなに美しく撮影された「妙見五段の滝」は初めて見ましたよ~!!(>_<*
このブログで眠らせておくのはもったいない1枚ですね。
小菅村HPの滝の写真をこれに差し替えてもらいたい位です(^-^;「妙見五段の滝」・・・非常に興味のある滝ですが、若葉ハイカーである
私の体力では一生到達できそうにありません(/_;)